3時間のマルチトラックが、いつもの火曜日。
OBSは音声トラックを分けて記録します。配信用のミックスが一本、マイクが一本、ゲーム音が一本。多くの編集ソフトはその中から当てずっぽうで選び、たいていミックスを掴みます。検索も無音検出も字幕も文字起こしに乗っているので、銃声とライセンス楽曲を相手に3時間戦うことになります。Scenaristoは全トラックを調べ、人の声らしいものを提案し、残りは試聴できます。名前のない「Track 2」も、アプリを離れずに聞き分けられます。
長さも同じ考え方です。文字起こしも波形もファイルを丸ごと抱え込まず流しながら解くので、20分でも4時間でもメモリはほぼ横ばい。手元にある8 GBの機体で通ります。録画形式にHybrid MP4かHybrid MOVを選べば、落ちても壊れたファイルではなく再生できる収録が残ります。OBSが断片で書き、最後にまとめる形式だからです。どちらもそのまま開けます。ただし、チャプターはその最後の工程で書き込まれます。落ちれば映像は残り、印は消えます。
ゲーム+フェイスカメラ · 2件検出2:14で押したあの一打。そのまま持ち込めます。
OBS 30.2以降がファイルに書き込んだチャプターマーカーは、ワンクリックで読み込めます。録画の頭からの位置として記録されているので、タイムコードの計算は要りません。Twitchの印や、CutCueやPremiereのマーカーCSVはファイルから取り込み、配信開始と録画開始のずれには符号付きの秒数を一つ与えるだけです。どちらも文字起こしの上にラベルとして載ります。仕分けるのはあなたで、勝手に切られることはありません。生放送の印はいつも一拍遅れて押されるので、それぞれ手前に20秒、先に10秒の30秒の窓を開きます。すでに逃した瞬間の上に落ちることはありません。
- Import chapter markers(チャプターマーカーを読み込む)。録画から直接。ファイルにいくつ入っているかを読み、0なら押せません。
- From file (CSV)(ファイルから)。Twitchの印の書き出しや、CutCueとPremiereのマーカーCSV。拡張子ではなく中身で判別します。
- 打ちそびれた歓声。叫び、逆転、笑い。マイク音声から候補を採点し、強い順に並べ、一つずつ採用か却下かを決められます。
チャプター · フィラー削除四種類の動画。四通りの編集。
攻略、名場面集、レビュー、縛りプレイは、名前が四つある一つの仕事ではありません。同じ収録から欲しいものがそれぞれ違います。それぞれに渡すものを並べます。
攻略と実況プレイ
ボス戦が始まる語にチャプターを打って名前を付ければ、書き出しのときにYouTube用の00:00の一覧がクリップボードに入り、そのまま概要欄に貼れます。別のソフトで仕上げるなら同じチャプターがFCPXMLのマーカーになります。文字起こしを検索すればどの手順にも飛べ、字幕は最終編集と一致するので、音を消したままでも道順を追えます。
笑える場面と名場面
配信で一番いい瞬間は、たいてい言葉ではありません。Scenaristoはマイク音声を採点し、声が大きくなった箇所を提案します。候補を採用して飛び、その行を選んで⌘⇧K。9:16か1:1、無音再生のために字幕を画面に焼き込み、SNS向けの−14 LUFSに整えます。
歓声 · ⌘⇧K · 9:16レビューと先行紹介
レビューの中身は、モデルが一度も聞いたことのない固有名詞ばかりです。文字起こしの前にスタジオ名、キャラクター名、武器名をプロジェクトのTerm list(用語リスト)に入れておけば、どの回もその表記に寄ります。それでもすり抜けたものは、Correct all matches(一致をすべて修正)一回で全箇所を直せます。映像には一切触れません。
Term list · 一括修正縛りプレイと実験
無被弾クリアや「ダンスマットでクリアできるか」は、そもそも長くなります。残したい場面にラベルを付け、目標の尺を決めれば、フィラーや脱線や無音を消していくあいだ、残り時間のバッジが動き続けます。尺は勘で当てるものではなく、目の前で近づいていくものになります。
ラベル · 残り尺動画は出て、素材は残る。
Export All(すべて書き出す)は、動画と字幕とチャプター一覧を同じ名前で一度に書き出します。Run.mp4、Run.srt、Run.chapters.txt。視聴者にはミックス全体が既定で届き、下にライセンス楽曲が入っている日は実況の声だけを書き出すこともできます。
同じ収録から縦型の名場面をShorts、Reels、TikTok向けに切り出しますか。それはShortsの進め方で、同じプロジェクトファイルのままです。
一度の書き出しで全部
元の解像度のMP4を、各社が求めるH.264の仕様で。SRTとVTTは最終編集に合わせて時刻を振り直します。可変フレームレートの収録は書き出しのときに整えるので、映像と音がずれていきません。
編集ソフトへ引き渡す
カット、クロスフェード、チャプターマーカーをそのまま載せたFCPXMLのタイムラインを書き出し、Final Cut、Premiere、DaVinci Resolveで仕上げられます。素材を再エンコードすることはありません。
解禁前の素材は動かない
文字起こしも、歓声の採点も、顔検出も、エンコードも、すべて手元の端末で動きます。送信は一切なく、アカウントも不要なので、解禁前の先行版が誰かのサーバーに届くことはありません。
素の収録から、公開する動画まで。
収録を放り込む
OBSからのHybrid MP4、Hybrid MOV、MKV、WebMをそのまま。マイクのトラックを指定すれば、3時間のファイルも最初の1分が文字起こしされた時点から編集できます。
印を持ち込む
ファイルからチャプターを読み込むか、TwitchのCSVをずれの秒数付きで。押しそびれた分は歓声の検出が提案します。
読んで切る
ロード画面、脱線、フィラーに取り消し線を引き、攻略に必要なチャプターを打っていきます。
Export Allして公開
一つのダイアログが動画と字幕とチャプターを書き出します。チャプター一覧を概要欄に貼れば、それで公開です。